冬のフィンランド ~ お勧めレジャー・体験!

冬のフィンランドは北部では-40°になる程とっても寒い!ですがその冬の寒さならではが生み出す景色はとても幻想的でまるで別世界にきたかのよう。降り積もった雪、オーロラ、サンタクロースの村など、心がワクワクする魅力的なものから、犬ぞり、スノーモービル、北極圏での水泳など、スリル満点のアクティビティも楽しむことができます♪

冬のフィンランドは北部では-40°になる程とっても寒い!ですがその冬の、寒さならではが生み出す景色はとても幻想的でまるで別世界にきたかのよう。降り積もった雪、オーロラ、サンタクロースの村など、心がワクワクする魅力的なものから、犬ぞり、スノーモービル、北極圏での水泳など、スリル満点のアクティビティも楽しむことができます♪

オーロラ鑑賞

フィンランド と言えば、オーロラが見える地域でも有名!中でもオーロラが最も鮮やかに見えるのはフィンランド北部、ラップランド地方のロヴァニエミで、9月から春まで数カ月にわたってオーロラシーズンが続きます。 空が曇っていなければ、ラップランドでは統計的にほぼ一晩おきにオーロラが出現し、運が良ければ、フィンランド南部でもこの現象を垣間見ることができるかもしれません。

aurora borealis
Photo by Frans van Heerden on Pexels.com

数あるオーロラ鑑賞ツアーでは、小さな飛行機に乗ってオーロラを鑑賞できるフライトツアーや、トナカイ・犬ぞりで見る体験、冬の冷たい湖の上を専用ウェットスーツを着て、浮かびながらオーロラを見上げるアイス・フローティングツアーもありますので、特別な体験をしながら幻想的なオーロラを鑑賞することが出来ます。

ツアーに参加しなくても、ロヴァニエミでは街中から少し離れた場所まで歩くとオーロラを見る事も可能です。人気の場所はArktikumという博物館の裏にある、the Arctic Gardenという場所ですが、川沿いの場所ならどこでもみられるよう。オーロラが強い日は、街灯やネオンサインによる光害にもかかわらず、市街地でも見ることができます。

サンタクロース村

本物のサンタへ会いに行こう!

サンタクロースは北極に住んでいる、と思っていませんか?フィンランド人に言わせれば、それは間違いです。

フィンランドのラップランドにある、ロヴァニエミのサンタクロース村では、1年365日、サンタクロースに会うことができます。サンタは一年中このサンタクロース村で、子供たちの幸せと大人になった人々の良心を高める為に、使命を果たしています。世界中の人々から年間50万通以上の手紙を受け取る、サンタクロース郵便局の公式な拠点でもあります。

ここではそのサンタに無料で実際に会うことが可能!サンタのお手伝いであるエルフがサンタのいる所へ道案内をしてくれます。サンタと実際に会って、会話をしている所の動画や、エルフが撮ってくれる写真は、有料で購入が可能です。(デジタルファイルの写真と動画→50ユーロ、A4サイズのプリント写真1枚→35ユーロ)

クリスマスにサンタからの手紙を受け取れる様に、サンタクロース郵便局でお手紙の手配をする事も可能ですよ♪

サンタとZoom出来る!?

ちなみにフィンランドへ行かなくても、サンタクロース村にいるサンタとオンラインでビデオ通話(Zoom)もできる様!言語は英語、又はフィンランド 語で、5分で49ユーロという高額ですが、どうしてもサンタさんと喋りたい!という方は試してはいかがでしょうか?

サンタからの手紙を受け取れる!

又、フィンランド郵便局がプロデュースする、サンタさんからの手紙をネットでオーダーする事も可能!英語表記のサイトですが、サンタさんからの手紙の言語は日本語も選択出来ます。お値段は筆者が購入した際は7.18ユーロでした。

手紙の中身には、サンタさんとクリスマスの妖精たちの楽しいエピソード、サンタさんから贈呈される『思いやり証明書』と、塗り絵カードが入っています。クリスマスにフィンランドのサンタさんからお手紙が届いたら、最高じゃないですか?

オーロラを見上げながら泊まれる宿

サンタクロース村中心部にもロッジ型の宿泊施設がありますが、ラップランドまで来たなら是非!オーロラが見える、ガラス張りのイグルー型ホテルがお勧め!中でも人気の“Glass Resort”は床から天井までガラスの壁に加え、各部屋の専用サウナと屋外ホットタブ付き!オーロラを見ながら眠りにつくなんて贅沢ですよね♪

Glass Resort
直火焼きのサーモンが食べれる!

村内にある、“Santa’s Salmon Place”というサーモン専門のレストランでは、美味しいラップランド料理とホッとする素敵な雰囲気が売り物です。このレストランは、ラップランドの伝統的なティーピーの形の店内で、直火で焼かれた新鮮でおいしいサーモンを食べることが出来ます。

メインコースは大きなサーモン 一切れにサラダとパンが付いて22ユーロ。大きいサイズなのにお得な感じがしますね。ゆらゆらと燃える炎を見ながらリラックスし、体を温めてサーモンを味わいましょう♪

犬ぞりやトナカイぞり体験も!

サンタクロース村では、訪問者一人ひとりが伝統的なアクティビティを簡単に体験できるよう、サンタさんが考えてくれています!最も有名な体験のひとつがトナカイぞりで、11月中旬から4月中旬まで利用可能。

短いコースは、営業時間内であれば終日ノンストップで運行しており、事前予約の必要はありません。全長3キロのウィンターアドベンチャーは、ウェブサイト(英語)での事前予約をお勧めします。

トナカイぞり

お値段は一番短い距離の400mで大人18€、子供14€。各そりにはトナカイの毛皮があり、寒い日でも暖かく過ごすことができますが、ソリに乗る際には帽子や暖かい防寒着は必ず着用しましょう。ソリ体験が終わったら、お土産としてトナカイの運転免許証や北極圏通過証明書を販売ブースで購入も可能です♪

犬派の方はサンタクロース村の隣にあるハスキーパーク犬ぞり体験が可能!約100頭の本物のシベリアンハスキーが飼育されており、好きなだけふれあうことができます。

冬はソリ、夏は夏馬車で、ソリ体験が楽しめるほか、ハスキー・ハギング・エリアでは、犬たちが自由に遊び回っている中、好きなだけハグも出来ちゃいます!

ハスキーパーク

サウナに入って冷たい湖でスイミング!

フィンランドを訪れるなら、年間を通じてサウナは欠かせません!サウナでは、フィンランド人が友人と会い、家族と訪れ、瞑想し、ビジネスミーティングをする場所としても人気があります。公共のサウナはフィンランド全土にあり、多くの場合、近くの湖や水風呂にも入ることができます。

interior of sauna
Photo by Max Vakhtbovych on Pexels.com

蒸された暖かいサウナでリラックスした後に、冷たい氷の水にジャンプしてリフレッシュすれば、正しい”フィンランドサウナ”を味わったと言えるでしょう。バルト海に面した首都ヘルシンキには、冬の海水浴と一緒にサウナを体験できるオプションがたくさんあります。

バルト海横のサウナ

ロイイ(Löyly)は、フィンランドで最も有名な公共サウナの一つ!ヘルシンキのバルト海沿い、旧工業地帯にあるこのサウナは、街の喧騒から、リラクゼーションのひと時を提供してくれます。

モダンな木造建築の中には、サウナに加え、熱いサウナから出た後に入る屋外プール、クリーミーサーモンスープなどフィンランドの伝統料理が食べられるレストランもあるので、ちょっとしたレジャー感覚で子供連れにもお勧めです。

バルト海に面しており、外のデッキには海に入れるはしごがあるので、サウナで暖まった後は海でに入ってクールダウンも出来ます。フィンランド人は「サウナ→冷たい水へジャンプ」を繰り返す事で免疫力を高めているのだそう。

ロイイ(Löyly), ヘルシンキ
ヘルシンキ老舗サウナ!

有名なコティハルユ・サウナ(Kotiharjun Sauna)は、ヘルシンキに唯一残る公共の薪サウナです。1928年に建てられたコティハルユ・サウナでは、大人1人15€で、薪サウナならではのまろやかな熱さが味わえます。一番上のベンチに20~30人が座れるスペースがあり、そこでは熱と蒸気(ロウリュ)が最高で、一番熱い場所!

熱いのが苦手な人は、下のベンチに座れるスペースがあります。”ロウリュ”とは熱い石に水をかけることで、ストーブの上に水道の蛇口があるので、その水を使って温度調節をします。昔からの決まりでは、サウナ内の一番熱い場所に座った人が、ロウリュを作るか決める、というものがあるようです。

アイスフィッシング

cold glacier snow fishing
Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels.com

フィンランドでは、アイスフィッシングは自然享受権として扱われており、釣りをするのにライセンスは必要ありません。自然享受権とは、公共の場や私有地にある自然に、自由に入ってその場の果実を採取したり、野宿や釣りをしてもいい権利の事です。「自然のものはみんなの物」という感じですね。

サンタクロース村があるロヴァニエミに行った際は、アイスフィッシングが出来るツアー(英語)もアリ!北極圏を越えてロヴァニエミの北20kmにある凍った湖でアイスフィッシングが可能です。

宿泊施設まで送迎車が来てくれて、適切な防寒着とブーツを受け取った後、ガイドが車で釣りの出来る場所まで連れてってくれます。着いたらガイドが氷に穴を開ける方法と、アイスフィッシングの基本的なテクニックを教えてくれます。釣りをしている間は、薪を割って海岸で焚き火、お菓子や暖かい飲み物の用意もしてくれてますよ♪

ガイドからラップランドでの生活について、質問に答えてくれる楽しい機会にもなりますね。魚が釣れた場合は、ガイドがその魚を火にかけ、その場で調理してくれます。

スノーモービル

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Photo by Sebastian Arie Voortman on Pexels.com

スノーモービルは、雪の多いフィンランドで人気のあるアクティビティです。また、ラップランドの雪野原を移動する最も主流な方法であり、高速で移動しながら道中の豪華な景色を楽しむことができる乗り物でもあります。

スノーモービルのツアーではホテルピックアップ、ガイド付きなので初めての方も安心!運転する方は国際運転免許証が必須なので、手配をお忘れなく!

クロスカントリースキー

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Photo by NO NAME on Pexels.com

クロスカントリースキーは、一般的なスキーよりも細めのスキー板に乗って、スキーリフトなどを使わず、自分の運動能力で雪上を歩いたり滑ったりして、移動するスキーの一種です。

このスポーツはフィンランドの文化に深く根付いており、フィンランドの子どもたちは、生まれて初めの一歩を踏み出した頃にはすぐにスキーを習うほど。数十年前までは、冬の移動手段として、森や湖を滑るように通勤・通学していました。小さな町では、今でも雪が積もると子どもたちがスキーで通学しています。

フィンランドは、大きな山がないため、クロスカントリースキーの初心者にとって最適な国なのです。のどかな山々やフィヨルド、渓谷を滑走し、地元の小さな宿で一晩を過ごしたりと、まさにスロートラベルの真髄です。

フィンランドの国立公園内やその周辺には、何千キロメートルものスキーコースが整備されており、特にラップランドは、頂上の丸い山々、活気あるスキーリゾートがあり、世界で最も澄んだ空気の土地と言われています。

中でもラップランド地方にあるユッラス(Ylläs)はスキーヤーのオアシスです。330kmに及ぶ整備されたスキーコースは、美しい景色や山々の中にあり、初心者の方でも簡単に楽しめます。クロスカントリースキー初心者の方でも65€で2時間ほどのレッスンに参加可能です。平坦な雪原をガイドが歩き方や滑り方を教えてくれますので安心!

雪原を電動ファットバイクで走る!

ファットバイクとは通常の自転車よりも太いタイヤがついていて、雪、氷の上や砂の上での走行に特化して設計されている自転車です。大きな車輪とタイヤのおかげで走りにくいトレイルも走行可能になります。

ユッラス(Ylläs)には、100km以上にわたって整備されたサイクリング用のトレイルがあります。トレイルは簡単なものから難しいものまで様々で、山を登るものもあれば、国立公園の深い森を走るものもあります。

Hidden Trails Laplandが提供する約3時間のファットバイクのツアー(英語)は、1人約130€で、ガイド、電動ファットバイクとヘルメット付き!途中にはカフェもあり、コーヒーや温かいスープのランチを楽しむことができます。

ヘルシンキでクリスマスマーケットへ行こう!

ヘルシンキは「クリスマスの街」という愛称で親しまれており、12月に訪れる人が多いのも納得です。フィンランド人はホリデーシーズンを祝うのが大好きで、12月初旬から、ピクジュル(Pikkujoulutという友人や同僚間でするパーティーをしたり、クリスマスマーケットでは、温かいスパイスワインにアーモンドとレーズンを振りかけた伝統的なクリスマスドリンク、グロギを飲む買い物客で賑わいます。

市内で最も有名な野外のクリスマスマーケットは、ヘルシンキ元老院広場で行われます。100以上の屋台が並び、手工芸品や地元食材の屋台など、見どころは盛りだくさん!広場の中央には昔ながらのメリーゴーランドがあり、子供たちは無料で乗ることができます。

gnome figurine on snow
Photo by Susanne Jutzeler, suju-foto on Pexels.com

北欧神話に登場し、クリスマスや冬至にちなんだトントゥ(tonttu)のデコレーションはお土産にピッタリ!フィンランドでトントゥとは、幸せをもたらすと言われている妖精です。長いひげを生やし、円錐形の赤い帽子をかぶった、小さなお爺さんの様な見た目で描かれているのが一般的で、フィンランドではクリスマスデコレーションとしてトントゥの人形がよく飾られます。日本に持ち帰って、クリスマスツリーに飾っても良いですね♪

氷のレストランで食事!?

Snow Village Ice Restaurant

フィンランドには、季節限定で氷のレストランがいくつかあり、通常12月から3月にかけて営業しています。ほとんどのレストランは氷のホテル施設内にあります。

ロヴァニエミのSnowman Worldに、ケミのSnowHotelのアイスレストラン、Arctic SnowHotel & Glass IglooのIce Restaurant and Bar、キッティラ(Kittilä)のSnowVillage HotelのIce Restaurant & Barなど!ただし、滞在中に営業しているかどうか、必ず事前に確認しましょう。氷のホテルで宿泊したくない方は、昼食や夕食をとるだけでもいOK。

snow on trees in winter forest in finland
Photo by Valdemaras D. on Pexels.com

もうお分かりのように、フィンランドは冬に訪れるべき、素晴らしい旅行先です!冬のワンダーランドであるフィンランドのラップランドを体験するもよし、ヘルシンキの文化に浸るもよし、見どころは盛りだくさんです。

冬のラップランドを体験したついでに、その他近隣の北欧諸国を訪れたりすることもできますね♪